カテゴリー別アーカイブ: 08_喜茂別町

慶弔がいっぺんにきました。

お葬式のお手伝いとお祭りの準備という仕事が一度にきました。 集落にいるというのはこういうことなのだと感じます。 お葬式のお手伝いの方法も集落によって違うようでとても興味深かったです。 今回のお手伝いは台所周りだったのですが、それだけでなく会場を整えたり会計のお手伝いをしたりもあって、お手伝いしている男性陣とお話する機会も多かったです。普段お仕事などに出かけていてお会いすることができない方ともお話ができました。 高齢の方も多いということで、ご飯を食べたり休憩をしたりしている時は、昔話になりました。 どのように弔いを行っていたかというお話は、とても興味深いものでした。 以前はなんでも自分たちで行うのが当たり前だったので、棺を運ぶのも火葬のお手伝いも若い人の仕事だったようです。 お話を聞いていて思ったのは、死というものが近くにあったのだなということ。 今は葬儀会社の人が全てとり行ってくれるので、人が亡くなってから荼毘に付されるまで、その工程を経験することはほとんどありません。仕事をしてくれる人を通すことで、人の死というものから少し離れてしまったのだと思うのです。以前は手伝う事で、誰もが死を考え、形が無くなっていく様をみることで、そういうものだという感覚が培われていったのではないかと思います。 それが良いとか悪いとかではなくて、その経験が死を恐れではなく必ずあるものとして捉えることに繋がったのではないかと。 うまく表現できないのですが、ものを生み出す力をつくるというエントリーでも書いたように、お金で解決できることを通すことによって、中身の見えないブラックボックスになってしまったことはたくさんあるのだと感じます。 集落は若者が足りなくなってこういう行事ができなくなりつつあります。 でも良く考えたら、都市の方こそコミュニティが維持できなくなって、早くにそのような行事を手放しました。 自分で動く必要がどんどん少なくなっている都市の生活から、自分たちの手でなんでも行う集落の生活を体験することになって、人間の力ということを考えると、それは進歩ではなく退化の過程なのかもしれないと考えたりしていました。 お葬式のお手伝いが終了してすぐ、地域のお祭りのお手伝いに向かいました。 先ほどまでお寺で一緒だったみなさんと、また一緒にお仕事をさせていただきました。 祭りでは祭りのまた違った体験ができました。 同じ日に慶弔がいっぺんにくる経験も、こういう土地ならではなのかなと思います。

カテゴリー: 08_喜茂別町 | コメントをどうぞ

小金湯温泉にツアーに参加しました。

喜茂別町と札幌市の交流事業の一つに定山渓温泉ツアーがあります。先月参加させていただいたカッパweekも事業の一つです。中山峠を挟んでお隣同士。いろいろ協力しましょうということのようです。 この定山渓温泉ツアーは月に1回開催されています。65歳以上の町民であれば参加することができます。外に出る機会が少なくなっている高齢の方を対象にしており、参加者も増えてきているようです。内容は温泉に行ってお昼ご飯を食べてみなさんとおしゃべりをするというもので、協力隊も数名ずつ参加させていただいています。協力隊はみなさんとおしゃべりをしたり、一緒にお風呂に入ったりして、町民のみなさんと交流を深めました。 協力隊からは整体師の小川さんが参加して、みなさんのコリをほぐしました。 今回の場所は休憩する場所が2階にあって階段をのぼらなければなりませんでした。座椅子も2つしかないということで、高齢の方には少したいへんだったように思います。それでも、多くの方から参加して良かったとか、協力隊頑張っているねと声をかけていただき、ありがたく思いました。 次回は9月30日です。多くの方が参加してくれるといいなと思います。

カテゴリー: 08_喜茂別町 | コメントをどうぞ

普通救命講習を受けました。

羊蹄山ろく消防組合の方を3名お招きして普通救命講習をしていただきました。 あっては欲しくないことですが、住民の方の安否確認をするなかで救命の知識が活かされる場面があるかもしれないからです。 はじめに、パワーポイントを使って概要を学びました。 急性の心不全などで倒れた方の社会復帰率は、米国シアトルでは20%、北海道では7%とのことでした。シアトルでの社会復帰率が高いのは救命の連鎖(Chain of survival)が高いからなのだそうです。 倒れた人がいた時に救急隊が到着するまでに、電話をし、蘇生法を行い、AEDを使う流れができているほど命が助かる確率が高まるそうです。数値の高いシアトルでは救命のための知識を備えている人が多くいるということが分かります。 次に人形を使って人工呼吸と心臓マッサージAEDの使い方を学びました。はじめに中村さんに手本を見せていただきました。 Airway 気道の確保 Breathing 人工呼吸 Circulation 心臓マッサージ Defibrillation 除細動(心臓のけいれんをとる) ABCDの順番で行う基本の流れを見せていただきました。 さて、次は私たちの番です。 心臓マッサージは思っていたより力がいります。身体全体を使ってしっかりと押すことが大切でした。1分間に100回押すリズムで30回。人工呼吸を2回。これを救急隊が到着するまで続けます。 最初はぎこちなかったですが、だんだんとコツが分かってきました。 AEDも使い方を機械が指示してくれるので、その通りに行うとうまく使うことができました。 AEDは心臓を動かすためにあると思っていたのですが、実はそうではないとのこと。けいれんしている心臓を電気ショックで一度止めて正常な動きに戻りやすくする機械なのだそうです。ですから心臓マッサージとセットでなければいけないようです。 羊蹄山ろく消防組合は7町村の消防をまかなっています。携帯電話で119番通報をすると電話が倶知安町に繋がるそうです。喜茂別町の救急隊が近くに居ると良いですが、別の地区の対応をしている場合などは、救急隊の到着に時間がかかる場合もあるようです。もちろん冬場は雪の問題もあるのですぐに到着できないこともあるでしょう。そういう場合、蘇生法などを知っているかどうかで命の助かる確率が変わってきます。 以前学んだ知識があやふやになっていたので、今回正しい知識を身につけられて本当に良かったです。分かっていれば冷静に自信を持って対応ができるのではないかなと思っています。 お忙しいなか時間を作ってくださった羊蹄山ろく消防組合のみなさまありがとうございました。

カテゴリー: 08_喜茂別町 | コメントをどうぞ

エリア担当になって考えていること

昨日で担当する「栄エリア」の挨拶周りが終了しました。 栄エリアのあらましでも書いたように、このエリアは5つの集落がふくまれていて、それぞれに特徴があります。「川上」「福島」は独居の方が多く、「栄」「伏見」は農業を営んでいる方がいます。「栄」は後継者不足が言われ、「伏見」は逆に農業の主力である50ー60代の方が多くいます。 このように「栄エリア」全体で50世帯弱が住んでいますが、集落の特徴はばらばらです。 きもべつ地域おこし協力隊の仕事は、高齢者を中心とした集落支援という位置づけなので、これからどのような活動ができるのか分析をしていく必要がありそうです。農業支援で来ている訳ではないので、特別な事情がないかぎり農業のお手伝いができません。そうなってくると後継者のいる地域では、協力隊に頼む事は何も無いと考えられてしまいます。 この活動の難しいところは、どこかに線をひかなければならないこと。個人的なつながりで受けることができる仕事も、税金で食べさせてもらっている協力隊としては、できないこともあります。 はっきりしない線と自分たちのやる気、そして「協力隊は何してるの?」という言葉の間でずっと悩み続けています。 ただ、誰も正解が分からない中、私たちは目の前にある課題を一つ一つクリアしていくしかないのかなとも感じています。 協力隊になって2ヶ月が経過しました。 喜茂別町の集落をくまなく歩いて感じるのは、集落の方ほど元気だということです。 元気で自分で何でもできるから、まだ集落に残っていられるのかもしれません。 そんな中、協力隊の活動で難しいと感じているのは、自分で何でもできる人は「何を頼むといいか分からない」と感じていることです。 今まで自分でやってきたことを、どこまで頼めばいいのか。 まだ自分でやれるのに、少し辛いからといって人様に頼っていいのか。そういう気持ちがあるように感じます。 また家族が近隣町村に住んでいる人は、身内に頼むので必要がないという方もいたりします。 自分の経験から言うと、調査した結果から考えられることと、動いてみて分かる事は違う事が多いです。 住民アンケートや集落調査などから見えてくる住民の声は「文字にできるもの」です。 本当はその後ろに違う感覚や感情があったりするけれど、文字化すると「送迎」や「買い物支援」という言葉に置き換わってしまうのではないかと思うのです。 そういう支援は本当はそれほど必要が無かったとしても。 だから私たちは、この文字の後ろに隠れている本当のニーズを見つけていかなくてはならないのかもしれません。 そのためには、もっと多くの方とお話をして、そこに気づいていく必要がありそうです。 すぐには結果が出ないことなので、これまでと同様に協力隊はいらないんじゃない?とかなんとか言われそうですが、継続することで結果が出る事は前の会社で実証済みなので、めげずに頑張りたいと思います。

カテゴリー: 08_喜茂別町 | コメントをどうぞ

鈴川神社のお神輿

日曜日は鈴川神社のお神輿を見てきました。 大人の神輿と子どもの神輿の二つが集落を練り歩きました。 お神輿が一軒一軒を廻って歩く様子を見るのは初めて。 新しい事ばかりで楽しい時間でした。 給水ポイントで休む場所を提供してくださった方や終わった後にジンギスカンなどを用意してくれた方など、みんなでお祭りを盛り上げている様子が小さな町らしいなと思いました。 でも、小さな町でも大きな町でも企業でも、イベントを盛り上げようとしている人の顔ぶれは同じな訳で。 それは集団になってしまえばどこでも一緒なのだなと感じました。 そのあたりの話は別の機会に譲る事にします。 お神輿の様子は動画にまとめています。参加されたみなさん、おつかれさまでした。

カテゴリー: 08_喜茂別町 | コメントをどうぞ