普通救命講習を受けました。

羊蹄山ろく消防組合の方を3名お招きして普通救命講習をしていただきました。
あっては欲しくないことですが、住民の方の安否確認をするなかで救命の知識が活かされる場面があるかもしれないからです。

はじめに、パワーポイントを使って概要を学びました。
急性の心不全などで倒れた方の社会復帰率は、米国シアトルでは20%、北海道では7%とのことでした。シアトルでの社会復帰率が高いのは救命の連鎖(Chain of survival)が高いからなのだそうです。
倒れた人がいた時に救急隊が到着するまでに、電話をし、蘇生法を行い、AEDを使う流れができているほど命が助かる確率が高まるそうです。数値の高いシアトルでは救命のための知識を備えている人が多くいるということが分かります。

次に人形を使って人工呼吸と心臓マッサージAEDの使い方を学びました。はじめに中村さんに手本を見せていただきました。

Airway 気道の確保
Breathing 人工呼吸
Circulation 心臓マッサージ
Defibrillation 除細動(心臓のけいれんをとる)

ABCDの順番で行う基本の流れを見せていただきました。

さて、次は私たちの番です。

心臓マッサージは思っていたより力がいります。身体全体を使ってしっかりと押すことが大切でした。1分間に100回押すリズムで30回。人工呼吸を2回。これを救急隊が到着するまで続けます。
最初はぎこちなかったですが、だんだんとコツが分かってきました。
AEDも使い方を機械が指示してくれるので、その通りに行うとうまく使うことができました。

AEDは心臓を動かすためにあると思っていたのですが、実はそうではないとのこと。けいれんしている心臓を電気ショックで一度止めて正常な動きに戻りやすくする機械なのだそうです。ですから心臓マッサージとセットでなければいけないようです。

羊蹄山ろく消防組合は7町村の消防をまかなっています。携帯電話で119番通報をすると電話が倶知安町に繋がるそうです。喜茂別町の救急隊が近くに居ると良いですが、別の地区の対応をしている場合などは、救急隊の到着に時間がかかる場合もあるようです。もちろん冬場は雪の問題もあるのですぐに到着できないこともあるでしょう。そういう場合、蘇生法などを知っているかどうかで命の助かる確率が変わってきます。
以前学んだ知識があやふやになっていたので、今回正しい知識を身につけられて本当に良かったです。分かっていれば冷静に自信を持って対応ができるのではないかなと思っています。

お忙しいなか時間を作ってくださった羊蹄山ろく消防組合のみなさまありがとうございました。

悪魔のポリオ

「悪魔の『ぽりお』って誰?」通りかかる子どもが話していました。
それくらい、ポリオ(急性灰白髄炎)いわゆる小児麻痺は過去の病気となったのかもしれません。それを裏付けるように、年配の方の多くが募金箱にお金を入れてくれました。

某会の活動の一つとしてポリオ撲滅の募金活動が行われました。
会員も募金をするのですが、自分たちがお金を出すだけではなく一般の方にも意識をもっていただきたいと、街頭での募金を続けています。今年も暑さの中6名が参加しました。

はじめに書いたとおりポリオは若い世代にはなじみがありません。
正直なところ私も身近に感染した人がいなかったため、この活動に参加するまでほとんど関心がありませんでした。
ポリオは急性灰白髄炎といって、ポリオウイルスによって発症する感染症のことです。(詳しくは急性灰白髄炎-wikipediaをご覧ください。)北海道では1960年(昭和35年)に夕張で流行したという歴史があるようですが、現在はワクチン接種などによって「野生株による感染は根絶された」(←ここ重要です)と報告されているようです。

野生株による感染は世界中でも減少していますが、現在もまだ、インド・ナイジェリア・パキスタン・アフガニスタンでは感染が報告されていて、募金活動は世界からポリオを撲滅しようという主旨で行われています。

募金活動は札幌の大通公園付近で行いました。北海道マラソンや24時間テレビと重なったため人通りや募金いただけた方が昨年よりも少なかったように思います。それでも善意のお金をたくさんいただきました。

自宅を出発する前、いつものようにTwitterで募金活動に行くことをツイートしたところ、お二人の方からお返事がありました。(これがTwitterのすごいところなのですが…)日本ではワクチン接種による感染者が出ていて、日本では生ワクチンが接種されているということでした。30年前からの発症者は全て生ワクチンが原因だとか。

日本ではもう発症している人がいないと思っていたのでとても驚きました。帰宅して早速生ワクチンのことを調べたところ、自然株での感染は防げているけれど、ワクチンによる感染、また二次感染などによって発症する人は減らせていないという事がわかりました。またポリオは日本では小児まひと言われているけれど、大人にも感染すること、毎年生ワクチンの接種によって数名の発症があること、不活性ワクチンを使用すると新たな発症は防げるということなのです。
この事はあまり知られておらず、医療機関でもポリオに関する認識が低いというのが現状なのだそうです。

某会はポリオ撲滅のために毎年多額の寄付を集めています。日本での現状を知り浄財を有効に使えるようにしていくことが大切だと感じています。Twitterで飛び込んできたのも何かのご縁。仲間にこの現状を知らせる役割があるのかもしれないと思っています。

「羊蹄山麓地域観光ガイド」検定試験を受けますよ。

中級の試験を受けます。
今年から一年間で初級から上級まで受験が可能になりました。
協力隊員はできるだけ受験するようにとのことで、先月初級を受けました。
中級受験をどうしようか迷いましたが、せっかく学びはじめた事なので受験することにしました。
仲間の中には、今日からの神社祭の参加で受験できない人もいるので、頑張らなくては!と思っています。

「羊蹄山麓地域観光ガイド」検定試験は、羊蹄山麓の7町村(倶知安町、ニセコ町、蘭越町、真狩村、留寿都村、喜茂別町、京極町)を訪れる観光客をもてなすための知識を身につけているかどうかが問われる検定です。初級は自然環境と歴史、中級は初級よりも深堀した歴史について問われるようです。
ぐるっと羊蹄まちしるべ-羊蹄山麓地域観光ガイド育成事業

後志管内の小樽で生まれた私ですが、同じ後志の羊蹄山麓の歴史はほとんどと言って良いほど知りませんでした。なので、とても興味深く学んでいます。また、この地域の成り立ちや歴史を知る事で、喜茂別町の特徴を理解するのにも役立っていると感じます。

外から来た人たちに、歴史の話をする機会は少ないかもしれませんが、ここから広がる世界を伝えられたら面白いなと思います。
観光ガイドになるという訳ではないですが…。
中級に合格できるように頑張ってきます。

エリア担当になって考えていること

昨日で担当する「栄エリア」の挨拶周りが終了しました。
栄エリアのあらましでも書いたように、このエリアは5つの集落がふくまれていて、それぞれに特徴があります。「川上」「福島」は独居の方が多く、「栄」「伏見」は農業を営んでいる方がいます。「栄」は後継者不足が言われ、「伏見」は逆に農業の主力である50ー60代の方が多くいます。
このように「栄エリア」全体で50世帯弱が住んでいますが、集落の特徴はばらばらです。

きもべつ地域おこし協力隊の仕事は、高齢者を中心とした集落支援という位置づけなので、これからどのような活動ができるのか分析をしていく必要がありそうです。農業支援で来ている訳ではないので、特別な事情がないかぎり農業のお手伝いができません。そうなってくると後継者のいる地域では、協力隊に頼む事は何も無いと考えられてしまいます。
この活動の難しいところは、どこかに線をひかなければならないこと。個人的なつながりで受けることができる仕事も、税金で食べさせてもらっている協力隊としては、できないこともあります。
はっきりしない線と自分たちのやる気、そして「協力隊は何してるの?」という言葉の間でずっと悩み続けています。
ただ、誰も正解が分からない中、私たちは目の前にある課題を一つ一つクリアしていくしかないのかなとも感じています。

協力隊になって2ヶ月が経過しました。
喜茂別町の集落をくまなく歩いて感じるのは、集落の方ほど元気だということです。
元気で自分で何でもできるから、まだ集落に残っていられるのかもしれません。
そんな中、協力隊の活動で難しいと感じているのは、自分で何でもできる人は「何を頼むといいか分からない」と感じていることです。
今まで自分でやってきたことを、どこまで頼めばいいのか。
まだ自分でやれるのに、少し辛いからといって人様に頼っていいのか。そういう気持ちがあるように感じます。
また家族が近隣町村に住んでいる人は、身内に頼むので必要がないという方もいたりします。

自分の経験から言うと、調査した結果から考えられることと、動いてみて分かる事は違う事が多いです。
住民アンケートや集落調査などから見えてくる住民の声は「文字にできるもの」です。
本当はその後ろに違う感覚や感情があったりするけれど、文字化すると「送迎」や「買い物支援」という言葉に置き換わってしまうのではないかと思うのです。
そういう支援は本当はそれほど必要が無かったとしても。

だから私たちは、この文字の後ろに隠れている本当のニーズを見つけていかなくてはならないのかもしれません。
そのためには、もっと多くの方とお話をして、そこに気づいていく必要がありそうです。
すぐには結果が出ないことなので、これまでと同様に協力隊はいらないんじゃない?とかなんとか言われそうですが、継続することで結果が出る事は前の会社で実証済みなので、めげずに頑張りたいと思います。

梅のお仕事

新しい場所に引っ越して梅を漬けようか迷ったのですが、昨年も手が付けられなかったので、思い切って挑戦することにしました。
北海道は梅干しにできるような大きな梅が出てくるのが8月頃。
前に「梅がきましたよ〜」の記事で書きましたが、喜茂別町では梅を作っている農家さんが無いので、以前お願いしていた札幌のお店から買いました。

今年は梅のできが良くなかったそうで、熟し方がバラバラでした。
届いた時は2回に分けて漬けようと考えていたのですが、協力隊の仕事やら自分のことやらでタイミングを逃してしまい、半分は熟し過ぎに…。
残念だけれど斑点がでてしまった熟し過ぎの梅は梅ジャムになりました…。

量が少ないと上手く漬からないと聞いていたので心配でしたが、梅酢もちゃんと上がってきました。
次は赤じそを入れる作業なのですが、どうもタイミングを逃したらしくお店には赤じそがありませんでした。
お店の人に聞いてみるとお盆を過ぎると出てこないのだとか…。
札幌にいた時は梅の農家さんが赤じそも作っていたので、ちょうど良い量を良いタイミングで買うことができたのですが…。
仕方なく実家にあった赤じそを何とかかき集めました。
今年は漬けた量が少なかったので、実家の庭にあった量で間に合ったのですが、来年はもう少し早くから行動をしないと…。

色はまだらなのですが、今日から3日間晴れが続くようなので、梅を干したいと思います。
干したあとすぐだとかなりしょっぱさを感じるので、それからしばらく寝かせます。
冬頃には味がなじんでおいしい梅干しが食べられそうです。